グランエミシス

エミシスだより

グループホームの一日

2021年02月05日

コラム記事

はじめに

グループホームでは、実際どのような生活を送っているのでしょうか。
具体例を通して、グループホームの大まかなスケジュールを見ながら、ぜひ参考にしてみてください。

共同生活援助の場合(障がい者の方)

▽支援、設備等

居宅に近い環境の中で入居者が自立を目指し日常生活を送れるように、食事の提供や相談、その他の必要な日常支援が行われます。

一人だけの時間を楽しく過ごすことのできる個室(数人の場合あり)や、入居者同士が顔を合わせ、食事を共にする食卓、緑に囲まれた庭など、広々と開放的な居住空間を利用しつつ、毎日の快適な生活が支援されます。

☆一日の流れの具体例(共同生活援助)

 

認知症対応型共同生活介護の場合(高齢者の方)

▽介護、看護

介護スタッフが往診医・病院・看護師・薬剤師と連携し、家庭的な環境の中、24時間体制で入居者をサポートします。
認知症の専門知識のあるスタッフが、一人ひとりに合わせたプランに沿ってサポートします。

▽食事

提供される食事は、その日に調理したものが提供されます。
利用者に季節の移ろいを感じてもらうため、イベントの開催や食事を提供します。また、咀嚼や嚥下機能の観察も行います。

▽生活リハビリ

「着替えが自分でできるようになりたい」「歩いて買い物にいきたい」等、自分のできる範囲での目標を持って生活します。
本人ができないことはスタッフが補助しますが、食事や掃除等、「役割」をもってもらい生活リハビリを行います。
できることを生きがいにつなげるケアを目指します。

▽快適な住空間

ゆったりとくつろげる共有スペースが所々にあり、家庭的で安全な環境を提供します。
一人での空間はスッキリと使い勝手のよいワンルームタイプの居室等でエアコン、クローゼット、ベッド等の設備を整えています。

☆一日の流れの具体例(認知症対応型共同生活介護)

 

まとめ

認知症の進行等により、外出の機会が減少する高齢者や障がい者もいます。閉じこもりがちになることで、病状や認知症はより進行する傾向にあります。

グループホームは、数名の障がい者や高齢者が共同生活する施設です。

他の入居者やスタッフとの交流、あるいは日々の自立支援などにより、自宅で暮らしている場合より病状の進行を和らげる効果があります

ここで取り上げた一日のスケジュールは施設により多少異なりますが、グループホームが目指している目標は大体同じだと思います。

各自置かれている状況に応じて、無理のないプランが立てられ支援がされていきます。
グループホームの特性をよく考慮し、自分に実際合うかどうかを検討してみてください。