グランエミシス

エミシスだより

グループホーム-通過型・滞在型

2020年11月30日

コラム記事

はじめに

グループホームは2種類あります。
通過型グループホーム滞在型グループホームです。
ここではその2種類とグループホームについて調べていきます。

おおまかに2種類

自治体によっては滞在型のグループホーム通過型のグループホームと2種類に分かれます。

滞在型のグループホームの場合は利用期限に制限がないので永続的に利用することが可能になります。その人のペースに合わせ自立するためのスキルを身につけていただくための事業所です。

通過型のグループホームの場合は基本利用できるのは3年間になります。

グループホームを選ぶ際には事前に利用期限が決められている施設もありますので、後で知らなかったということがないように注意しましょう。

グループホーム

時として、私たちは自分で生活を送っていくことを自身で望んだり、または、自分の家族が自立した生活を送れるようになったりして欲しいと思うことがあります。

障がい者グループホームでは、障がいのある方が自立した生活を送っていくために必要な支援を行いながらも、できることは自分で行えるようにしたり、他の方と一緒に生活を共にしたりする中で必要なスキルを身につけていきます。

このように自立心を高めていくことが障がい者グループホームでの大きな目的の1つです。

対象の利用者

就労しまたは就労継続支援等の日中活動を利用している次に掲げる知的障がい者・精神障がい者であって、地域において自立した日常生活を営む上で、相談等の日常生活上の援助が必要な者。

障がい程度区分が1以下の身体障がい者(65歳未満または、65歳までに障がい福祉サービスを利用したことがある人)、知的障がい者及び精神障がい者。

精神のどんな状態の人が入居するのか

統合失調症やうつ病、認知症などの精神疾患を持っていて、日常生活や社会生活に何らかの支障がある人です。

例えば、統合失調症の場合であってもグループホームに入居するのは、幻覚などの症状は消えてかなりの年数が経過しており、通院や服薬管理により通常の生活を送るには特段の支障がない人たちです。

グループホームの課題

サテライト※や自立生活援助を利用している人は、健康の維持、精神面の安定、金銭トラブルの回避や病気への対応等の支援を必要としています。

これらはサービス利用期限内に必要なくなるというものではありません。また、障害特性や経験の不足によって地域生活を具体的にイメージすることが難しい場合が多くあるため、サテライト住居での暮らしを通して、本人に適した支援を組み立てるなどのアセスメントの期間として活用できることが分かりました。

より混乱の無い一人暮らしへの移行のためには、サテライト住居に住む間にも家事援助のヘルパーを利用できる等、グループホーム以外の支援を利用しながら一人暮らしの準備を進めていくことが必要であり、制度的制約の改善も求められます。

※サテライトとは

サテライト型住居のことです。一人暮らしに近い形態の仕組みのための住居です。一人暮らしに近い形態にはなりますが、実際には職員が1日に数回巡回して日常生活上でサポートが必要な場合にすぐ対応できるように配慮されています。

まとめ

滞在型と通過型の違いは利用できる期限の違いです。
グループホームを選ぶ際は期限に気をつけて下調べをしてみましょう。