グランエミシス

エミシスだより

高級老人ホーム

2021年04月09日

コラム記事

はじめに

老人ホームを探していると様々な価格帯の老人ホームが見つかりますが、入居一時金が数千万円するようなハイグレードの施設は一体どんなところなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

今回はワンランク上の高級な老人ホームについて見ていきたいと思います。

高級老人ホームのハイグレードな空間

多くの有料老人ホームに共通するサービスは以下の4つです。

  • エントランス、食堂、お風呂などの共有スペースがある
  • 入居者の居室がある
  • 食事が提供される(キッチンのある居室なら自分で作ることもできます)
  • レクリエーションプログラムやイベントがある

それでは高級老人ホームと通常の老人ホームの違いを解説します。

 

▽ゴージャスな共有スペース

通常なら利便性や広さが重視されますが、高級老人ホームはその共有スペースが大変ゴージャスです。

例えば、大理石でできたエントランス、レストランのようなダイニングスペース、温泉を使用したお風呂など、通常の老人ホームにはないラグジュアリーな設備があり、ゆったりとした広い敷地で毎日くつろぎのひと時が過ごせるようです。

 

▽グルメも納得の食事

ダイニングスペースで提供される美味しい料理も魅力のひとつです。

食べやすく栄養があるのはもちろんのこと、ひとつひとつの食材にこだわっていたり、複数のメニューから好きなものを選べたり、毎日飽きることがないよう工夫がなされています。
主菜・副菜・デザートなどの揃ったフルコースのようなメニューや、工夫を凝らした食器など、ハイクラスならではの食事が楽しめます。

食事は比較的手頃な料金であることが多く、毎日家で本格的な料理を楽しめます。

 

▽充実のレクリエーション

老人ホームでは様々なレクリエーションが用意されていますが、高級老人ホームでは独自のレクリエーションにチャレンジできる施設が多くあります。

専門の講師によるフィットネスがあったり、陶芸や写真や英会話など、多様なジャンルの趣味を楽しめます。

 

▽リゾートのような立地

高級住宅街の他にも、景色の良いリゾート地のような高級老人ホームも存在します。

通常は住み慣れた場所や家族と会いやすい場所を条件に探すところですが、憧れの立地であることを理由にリゾートのような高級老人ホームに入居される方も多いようです。

高級老人ホームを選ぶポイント

どの価格帯であっても、有料老人ホームを選ぶにあたって医療体制や安全性など多くの点を重視すると思います。それ以外にも高級老人ホームを選ぶにあたって大切な点をご説明します。

 

▽費用を払い続けられるか

高級老人ホームはかなりの費用がかかります。
もちろん費用相当の充実した施設とサービスが揃っているので仕方のないことですが、大事なのは費用を払い続けられるかです。
無理なく払い続けられる費用の施設を探すことをオススメします。

また、初期償却や返還金についての確認も重要です。
「初期償却」は入居一時金のうち退居の際に返金されないお金、「返還金」は退居の際に返金されるお金です。
施設ごとに設定された「償却期間」と初期償却される割合により、どれぐらいのお金が返金(返還)されるのか異なります。
どちらも計算方法はありますが、初期償却の割合や償却期間は施設によって違ってくるので、具体的な金額は施設に問い合わせて確認すると確実です。

 

▽趣味を楽しむことができるか

老人ホームでの生活は、いかに楽しんで生活できるかという部分も重要となってきます。
自分なりの趣味をお持ちの方はその趣味を楽しめる環境かどうか、新しい趣味を持ちたいと思っている方はどんなプログラムがあるかチェックしましょう。
住みやすさや医療体制も大事ですが、長く住むからこそ、楽しんで生活できることが大切です。
趣味に合ったプログラムを実施している老人ホームを探してみると、より自分に合った施設が見つかるかもしれません。。

 

▽家族と過ごしやすい環境であるか

一般的な有料老人ホームよりも広い高級老人ホームは、面会や宿泊専用のスペースがあることが多いです。

家族の面会や宿泊の頻度が高いなら、「居室に泊めることはできるか」「ゲストルームはあるか」など、面会に来た家族も利用しやすいかどうかも重要ですね。
家族も参加可能なイベントのある有料老人ホームもありますので、こちらも事前に確認するとよいでしょう。

 

▽生活の利便性

最近は別荘地のような高級老人ホームも増えてきていますが、別荘と違うのは、普段の生活拠点になる場所であることです。外で買い物をしやすいか、病院や美容院などの行きたい場所へ外出しやすいか、面会に来る家族にとって行きやすい場所であるか、という利便性も重視すべきポイントです。
自家用車で動ける施設や、送迎のみOKの施設など様々ですが、車で行きたい場所へ行けるかどうか確認しておきましょう。

費用はいくらかかる?

最後に高級老人ホームと一般的な有料老人ホームの費用を比較してみましょう。

一般的な有料老人ホームの費用の例

入居時費用は1,000万円以内、月額費用は上限30万円前後です。
一見して費用が高いと思われるかもしれませんが、身体補助や医療体制などのサービスを受けられることを考えると、高い金額ではないと思います。

高級老人ホームの費用の例

入居時費用は~8,000万円代、月額費用は~200万円代と高額です。
充実したサービスや設備を要する高級老人ホームは、それ相応の高額な費用が必要であるいうことがわかります。

まとめ

老人ホームを探すときは、事前に体験入居をして施設の雰囲気や提供されるサービスの種類・質などをチェックしたうえで決めることが大切です。

また、事業者と入居者のミスマッチを防ぐために面談や審査があり、結果によっては入居をお断りする場合もあるようです。
これらをふまえて自分に合ったホームを慎重に見極めて入居しましょう。